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ドラマ主題歌、最後の砦? 好評価続く朝ドラ主題歌 [ドラマ主題歌 朝ドラ主題歌]

ドラマ主題歌、最後の砦? 
好評価続く朝ドラ主題歌

宇多田ヒカル5.GIF

1990~2000年代にかけては
民放TVドラマ主題歌が
ミリオンヒットを連発していたが
2010年以降、CD不況もあって
ヒット感がある主題歌といえば
『マルモのおきて』
(フジテレビ系)の
「マル・マル・モリ・モリ!」や、
『家政婦のミタ』
(日本テレビ系)の斉藤和義
「やさしくなりたい」くらいだろうか。
そんな中、唯一といってもいいほど気を
吐いているのがNHK朝の連続テレビ小説の
主題歌だ。

現在、放送中の
『とと姉ちゃん』の
宇多田ヒカル「花束を君に」や
昨年の『あさが来た』のAKB48
「365日の紙飛行機」など、
“老若男女に愛される歌”として
親しまれているのだ。
朝ドラの主題歌は
なぜ支持されるのだろうか?
■放送開始から20年以上はインストが
メインだった朝ドラ主題歌

NHKの朝ドラ主題歌は、
挿入歌などの例外はあるものの、
もともとは1961年の第1作品から
歌詞なしのインストゥルメンタルで、
歌詞がついた始めての主題歌は
1984年放送の『ロマンス』主演の
榎木孝明と芹洋子が歌った
「夢こそが人生」だった。
その後、朝ドラ主題歌の歴史を切り拓いた
という意味では、やはり
DREAMS COME TRUE
「晴れたらいいね」
(1992年10月~1993年4月放送
『ひらり』主題歌)だろう。

人気絶頂だったドリカムが
朝ドラの主題歌を担当するということで
大きな話題になったが、朝ドラ自体も
高視聴率を記録。
これを皮切りに1990年代から2000年に入り、
松任谷由実(『春よ、来い』)や
山下達郎(『ひまわり』)、
竹内まりや(『だんだん』)、
原由子(作詞作曲は桑田佳祐)
(『甘辛しゃん』)、
福山雅治(『わかば』)など、
著名・大物ミュージシャンが
主題歌を担当するようになっていった。

2010年以降はドラマ主題歌自体の
ヒットが少なくなっている中で、
いきものがかり「ありがとう」
(『ゲゲゲの女房』)、
椎名林檎「カーネーション」
(『カーネーション』)、
SMAP「さかさまの空」
(『梅ちゃん先生』)、
ゆず「雨のち晴レルヤ」
(『ごちそうさん』)、
中島みゆき「麦の唄」
(『マッサン』)、
そして先述のAKB48、
宇多田ヒカルと、
日本を代表する歌手が起用され、
老若男女に支持される楽曲となっている。

近年の朝ドラ主題歌の
“ひとり勝ち”状態が続いている
理由としては、やはり20%を
超える安定した視聴率
そして“毎日流れること”が
大きな要因であることは
間違いないだろう。
「単に民放ドラマ全体の平均視聴率が
落ちていて、それにともなって
主題歌の売り上げも落ちているという
こともあるでしょう。
それに、『半沢直樹』(TBS系)や
『下町ロケット』(同)といった
ここ数年の高視聴率ドラマには
主題歌がないことも多く、
かつての高視聴率ドラマ×ミリオンヒット
の方程式は完全に崩壊していると
言ってもいいかもしれません。
一方の朝ドラは、『ゲゲゲの女房』以降、
宮藤官九郎さん脚本の『あまちゃん』など
を機に再び人気が高まり、
高視聴率を連発しています。
朝ドラ主題歌のすごいところは、
ドリカムさんにしろAKBさんにしろ、
グループNo.1の大ヒット曲ではないのですが、
きっちりと“代表曲”になっていると
いうことです。
それだけ日本中で知られているんですね」
(前出・編集者)

■主題歌が単なるタイアップではない
作品の世界観の一部に
そして、日本を代表する歌手といっても、
単にネームバリューがあるからとかいう
理由だけではなく、きちんと作品との
関連性を考えて選出されており、
“タイアップ”感がないところも
理由のひとつ。

昨今は主題歌が作品中で流れることも
多い中、きちんと独立した
オープニング映像とともに流れるため、
NHKの朝のニュースから朝ドラへと
気持ちが切り替わり、主題歌とともに
一気に朝ドラ世界へと没入していく
感覚がある。

朝ドラのオープニング主題歌や挿入歌は、
わずか15分のドラマ作品の世界観の
一部なのだ。

「主題歌アーティストには、
何かしら作品のテーマや地域にゆかりの
ある人が選ばれる場合が多いですし、
楽曲もきちんと作品の内容に沿って
書き下ろされています。
制作側のきちんとした意図が
あるわけですね。
だから、それだけ視聴者側にも自然と
印象に残っていき、一気に認知される
ようになる。
そうした意味では、ミュージシャンに
とっても、朝ドラの主題歌を担当することは
ステイタスになるでしょう。
いきものがかりさんなども『ありがとう』で
ひと皮むけた感がありますし、
AKBさんにしても、合唱などで使われている
という話を聞きます」
(エンタメ誌編集者)

NHKの朝のニュースが終わると、
一気に朝ドラの主題歌が
オープニング映像とともに流れてくる。

一時期は元気がなかった朝ドラだが、
放送時間の変更やダイジェスト版の
制作などが奏功し、『あまちゃん』以降は
若者の視聴習慣がついたと言われており、
通勤・通学前に朝ドラの主題歌を聴くことは、
世代を問わず、もはや当たり前になっている。

いまや朝ドラ主題歌は日本人の生活に
すっかり溶け込んでいるのである。

今後、朝ドラから、どのような
“国民的主題歌”が誕生し、
一日の始まりをどのように彩ってくれるのか、
引き続き期待したい。

オリコン 9月25日(日)8時40分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160924-00000322-oric-ent




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