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“炎上” 「毒舌タレント」の境界線とは? ブログトップ

一歩間違えれば即“炎上” 「毒舌タレント」の境界線とは?“愛される毒舌”と“炎上する毒舌” [“炎上” 「毒舌タレント」の境界線とは?]

一歩間違えれば即“炎上”
「毒舌タレント」の境界線とは?
“愛される毒舌”と“炎上する毒舌”

有吉弘行9.GIF

有吉弘行やマツコ・デラックス、
坂上忍といった、いわゆる
「毒舌」タレントが芸能界を
席巻して久しい。

毒舌とまでは言わなくても、
タレントがご意見番や
コメンテーターとして、
他の芸能人の言動のみならず、
時事問題にいたるまで
批評・批判することは、
今や珍しくなくなっている。

しかし一方では、その歯に衣着せぬ
言動により批判を受けてしまう
ケースもあるようだ。
果たして、“愛される毒舌”と
“炎上する毒舌”の境界線は、
いったいどこにあるのだろうか?

■たけし、上岡龍太郎、島田紳助、有吉弘行…
脈々と受け継がれる“毒舌”の系譜


そもそも“毒舌タレント”が
クローズアップされるように
なったきっかけは、1980年前後の
漫才ブームでツービートの
ビートたけしが、
「ジジィ、ババァ」といった
強烈な発言や社会風刺を
題材とした漫才を繰り広げ、
大人気となった頃から
だっただろうか。
彼らの一連のネタは“毒ガス”と
呼ばれ、ネタ本の
『ツービートのわッ毒ガスだ』は
85万部を超える大ヒットとなった。

世間はおろか、観客に対しても
「何でもゲラゲラ笑いやがって。
本当はお前らみたいな客、
大嫌いだったんだよ!」
(フジテレビ系
『笑ってる場合ですよ!』
最終回での発言)などと噛みつく
スタイルは、当初は批判を
浴びることも多かったが、
徐々に社会に浸透していき、
スタイルとして確立した。
その後、上岡龍太郎島田紳助
大竹まことといった毒舌を
ウリにするタレントが続々登場
してくるが、彼らの毒舌は
“一般視聴者が言いたいことを
ズバリ言ってくれる”ものでもあり、
また同時に上から目線で
人によってはちょっと鼻に
つくものでもあったし、
彼らもまた、それを意図的に
コントロールしていた。

以降、芸能界のいちジャンルとして
定着していく毒舌タレントだが、
再び脚光を浴びるようになったのは、
やはり2007年頃にはじまる
有吉弘行の再ブレイクからだろう。
お笑いコンビ・品川庄司の品川祐に
対して「おしゃべりクソ野郎」と
発言すると、多くの視聴者から
喝采を浴び、勢いに乗って
「リズム&暴力」
(和田アキ子)、
「元気の押し売り」
(ベッキー)などと
次々とあだ名を付けて大ブレイクし、
あっという間に多くの冠番組を
持つまでになった。

「有吉さんの毒舌は実に的を
射たものでしたし、実際に面白かった。
そしてその背景には、有吉さん自身の
猿岩石時代の
大ブレイク→転落→再ブレイクといった
波乱万丈がありましたし、毒を吐いた
後には楽屋を回ってフォローする…と
いったエピソードなどを通して
人柄を知っているからこそ、
視聴者も許せるんですね。

有吉さんの盟友とも言える
マツコ(・デラックス)さんにしても、
歯に衣着せぬ発言でブレイクして
久しいですが、ふたりとも
毒を吐く相手に対して、
基本的にはリスペクトがあるから
嫌がられないんですよ」
(バラエティ番組制作会社スタッフ)

■有吉ら好感度の高い毒舌タレントの
共通点は類稀な“愛嬌”

では、毒舌が許されるタレントの
境界線はどこにあるのだろうか? 

もちろん、“リスペクト”も要因の
ひとつではあるが、毒舌を批判
されがちなタレントが相手への
敬意がないかといわれると、
必ずしもそうではないし、
浅はかな知識で批判することが
いかに危険であるか、
人前に出る職業であればよく
理解しているだろう。

「毒舌が許されるかどうかは、
“愛があるか、ないか”
とよく言われますが、
私は“愛嬌があるか、ないか”
ほうが重要だと思います」と、
前出の制作会社スタッフは語る。

「例えば有吉さんの場合、
毒を吐いた後は必ず満面の笑顔で
クッションを置きます。
あくまでネタのひとつとして笑いに
昇華しているので、見ている視聴者も
安心できる“明るい毒舌”なんですね。
また、『有吉反省会』
(日本テレビ系)で言えば、
バカリズムさんや博多大吉さんなど、
毒をうまく拾って笑いにしてくれる人が
周囲にいます。
松本人志さんの『ワイドナショー』
(フジテレビ系)にしても、
そばに付き合いの長い東野(幸治)さん
がいるし、佐々木恭子アナに
突っ込まれても、素直に受け入れる
ところを見せるので、大きな“火傷”を
しないんです。
かつては毒蝮三太夫さんが
『このクソババア!』と罵倒しても
許されていたのは、同じラジオでも
その向こうには当人がいたし、
言われた方も喜んでましたから、
聴いてる側も不快じゃなかったん
ですよね」
(前出・スタッフ)

■批判の的になってしまう、
“悪い毒舌”とは?

一方で、毒を吐いた後、オチとして
笑いに昇華することができずに
シリアスなままで終わってしまえば、
毒舌の息を超えて嫌悪の対象に
なってしまう。

最近は情報番組のコメンテーター、
または“ご意見番”として
時事問題にズバッと切り込んでいける
タレントやお笑い芸人の需要は
高まる一方だが、どこかクスっと
笑えるような余白がなければ、
どこか偉そうな物言いだけが
クローズアップされてしまい、
批判の的になってしまうのだ。

いくらご意見番的な立場を
求められているとはいえ、
好感度が命のタレントにとっては
諸刃の剣ともいえる。

毒舌に関して言えば、
先ごろアメリカ大統領選で勝利を
収めたドナルド・トランプ氏の例も
わかりやすいかもしれない。

選挙戦で繰り広げられた“毒舌”は、
毒舌を超えて“暴論”との見方も
あったようだが、少なくとも
公の場で堂々と発言しており、
またアメリカ国民の本音の部分
を代弁していたからこそ、
支持されたのかもしれない。
いずれにしろ、何かとスキャンダルが
多い今の日本でも、損得勘定からくる
遠慮や心にもないおべっか、
偽善などでごまかすことなく、
本音でズバズバ発言する毒舌タレントの
存在は今後もまだまだ需要がありそうだし、
それをまた視聴者も望んでいるのは
間違いない。

オリコン 11/15(火) 8:40配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00000342-oric-ent
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