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星野源、でんぱ組.inc 「踊れる曲」がヒットする理由 [星野源 でんぱ組.inc 踊れる曲 ヒット 理由]

星野源、でんぱ組.inc 
「踊れる曲」がヒットする理由

星野源8.GIF
星野源 踊りながら歌うスタイルに関しては、小さい頃から
マイケル・ジャクソンに憧れていたことも大きいそう。
5月から8月にかけて横浜アリーナを含む、自身初の
アリーナツアー9カ所18公演を予定

「一緒に踊れる」が音楽ヒットの
重要な要素になってきた。
代表的な大ヒット曲が、
“恋ダンス”で話題となった
星野源の『恋』だ。

主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』
(TBS系)のエンディング曲になって
火がつき、2016年末には
『NHK紅白歌合戦』でも披露。

4カ月以上もオリコンチャートの
25位内に入り続けるロングヒットと
なっている。

バンドシーンを見ても、
サカナクションを筆頭に
KANA―BOONなど、
テクノやハウスといった
ダンスミュージックを
積極的に取り込むバンドが増加中。

アイドルでも、
高速ダンスロックサウンドを歌う、
でんぱ組.incなどが出現して、
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の
ようなロックフェスにも出演している。

でんぱ組1.GIF
でんぱ組.inc 2008年結成の6人組女性アイドル。
4つ打ちやテンポの早いロックサウンドを武器に、
従来のアイドル好きだけでなく、ロックファンに
まで幅広く支持されている


ジャンルを超えて、皆で一緒に
踊れるサウンドが受けているのだ。

踊れる曲が広がってきた理由は、
3つある。

1つは、アーティスト自身が日本に
ダンスミュージックを根づかせようと
力を入れていること。

星野源は
「ブラックミュージックが音楽ルーツ」
と公言しており、自身の音楽を
「イエローミュージック」と命名。

日本人の日本人によるダンスミュージックを
追求している。
『SUN』
『時よ』
(ともに15年)などの
ミュージックビデオでも、
踊って歌うパフォーマンスを披露している。

サカナクションのフロントマン山口一郎も
結成以来、
「ダンスミュージック」と「ロック」の
融合を掲げて活動。

4つ打ちのリズムを多用したり、
エレクトロ系のサウンドを組み合わせて、
縦ノリの楽曲を生み出す手法を
取り入れる若手バンドが増えている。

踊れる曲が増える2つ目の理由は、
近年のライブ、フェス人気を受け、
会場全体が盛り上がる曲が
求められていることだ。

サカナクションなどが所属する
ビクターのレーベル、
ゲッティング・ベターの
ディレクター遠藤大輔氏は、
「カッコよさを追求した楽曲は
もちろんそうですが、
お客さんが
『楽しい』
『盛り上がる』と感じる曲も、
アーティスト側に求められている
のではないか」と語る。

遠藤氏が担当するロックバンド
KEYTALKは、
14年発売の『MONSTER DANCE』で、
振り付きのダンスを観客に踊らせる
ミュージックビデオを作成する
試みも行っている。

「ロックバンドが曲に振りを付けるのは
珍しいのですが、
『MONSTER DANCE』では
お客さんも振りに合わせて踊ることを
楽しんでいるようです」
(遠藤氏)

3つ目の理由は、マネして踊りやすい
楽曲が交流サイト(SNS)で
人気を集めることだ。

YouTubeなどで
「踊ってみた動画」が拡散されると、
さらなる話題につながる。

星野源の『恋』も、
“恋ダンス”が一般人から
有名人まで多くの人にマネされ、
公式ミュージックビデオの
YouTube再生回数が1億回を突破。

世界的ブームとなったピコ太郎の
『PPAP』(16年)、
AKB48の
『恋するフォーチュンクッキー』
(13年)も同様に1億回を超えている
(3月上旬時点)。

3曲はいずれもSNSでの拡散に
よって国民的ヒット曲へと成長した。

もっとも、この「マネして一緒に踊る」と
いう楽しみ方は、全く新しいカルチャーでは
ないという見方もある。

「盆踊りのような、日本人が本来持つ
『祭り』や『踊り』といった大勢が
集まって共有する体験に対する欲求が、
顕在化してきたとも考えられる」
(遠藤氏)。

ある意味、伝統的な文化であるが、
それがライブやフェス、SNSと
いった今の時代にあった楽しみ方に
形を変えたのが、昨今の「踊れる曲」
拡散現象ともいえそうだ。

(「日経エンタテインメント!」
3月号の記事を再構成。
文・中桐基善 写真提供 
rockin’on japan)

[日経MJ2017年3月10日付]

NIKKEI STYLE 3/24(金) 7:47配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170324-00000010-nikkeisty-musi


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