So-net無料ブログ作成
新技術で名作が当時を上回る衝撃作に ブログトップ

新技術で名作が当時を上回る衝撃作に!3Dの常識を覆す『ターミネーター2 3D』がスゴイ [新技術で名作が当時を上回る衝撃作に]

新技術で名作が当時を上回る衝撃作に!
3Dの常識を覆す
『ターミネーター2 3D』がスゴイ

3Dの常識を覆す『ターミネーター2 3D』がスゴイ.GIF

(1)入場料金が高くなる 
(2)メガネをかけるのが煩わしい 
(3)見ているうちに目や頭が痛くなってくる 
(4)立体効果に気持ちが行き過ぎて
ドラマに集中できない……などの
理由で日本の映画ファンからは
なかなか好意的に受け止めて
もらえない節がある立体視=3D映画。

アメリカ本国では3Dなのに国内は2Dのみで
公開される作品も増えてきているし、
テレビに至ってはすでに2017年度から
3D機能のついた製品を作らなくなって
いるようだ(そういえば3D映画は
ソフトも値段が高くなるから、
みんな敬遠してしまいがちなのだ。
おうちで3Dって、実はすごく楽しいのにね)。

私個人は3D映画の大ファンである。

なぜなら映画は見世物としての
精神を大事にすべきという
考えであることと、
そもそも幼い頃に見た
東映まんがまつりなどのヒーローものの
立体映画で、主人公が
「さあ、ここでみんなもメガネをかけて
僕らを応援してくれ!」みたいな合図と
ともにこちらも赤青メガネをかけて、
映画に参加しているようなイベント感が
今も忘れられず、それは自身の
映画観賞の原点にもなっているのだ。

3D映画が今ひとつ定着しない理由の
第1は(1)にあると思う
(その伝では4D映画も同様ですね)。

(2)に関しては技術の進化を待つとして、
それとともに
(3)の問題も徐々に解消されることだろうし、
(4)に関しても、そもそも映画なんてものは
批評するのではなく「感じればいい」などと
ブルース・リーの名言みたいなものを
思い起こしながら見ている次第である。

とはいえ、最近の3D映画もかなり技術が
進化していて、たとえばシリーズ
最新第5弾『トランスフォーマー/
最後の騎士王』などを見ると、
細かくめまぐるしいカッティングの
つるべ打ちながらも、さほど3D酔い的な状態に
陥らなかったのは
(もっとも、今回も酔ったという人も
周りに若干います……)、
やはり3D映画に毎回積極的に取り組む
マイケル・ベイ監督の姿勢の
賜物ではないかと思う。

その意味では、09年に『アバター』を発表し、
3D映画ブームを築き上げた
ジェームズ・キャメロン監督は、
その後も3D映画の技術向上に邁進しているが、
その一環として今回製作された
『ターミネーター2 3D』
(以後、『T2 3D』)を見て、
正直驚いた、いや、ぶったまげた!

これがもうすごいのだ! 

正直、1991年にもともとの
『ターミネーター2』
(つまり2D劇場公開版)が
日本初公開されたとき、
その内容の面白さもさながら、
どこまで作り物かわからなくなるほどに
圧倒的なSFX技術に驚嘆させられたものだが、
それから時を経てキャメロン自ら
最新技術で3D変換作業を成した3D版は、
当時以上の新鮮さをもたらし、
作品そのものの魅力を増大させることに
成功している。

今回の3Dは、91年の劇場公開137分版を
3D化したもので、154分完全版でないのだけはちと
残念だが(さすがに少しでも時間が短いもののほ
うが作業を完遂しやすいと思ったか)、
もともと3Dを意識せずに作られていた
作品なだけに、正直さほどの期待を
抱いていなかったのも確か
(キャメロンは『タイタニック』も
かつて3D化しているが、そのときもさほど
必然性を感じられなかった。

まあ、それでもジョージ・ルーカス監督の
『スター・ウォーズ エピソード1/
ファントム・メナス』3Dに比べれば、
かなりマシなほうではあったが)。

しかし、今回の『T2 3D』を見て
驚かされたのは、まず何よりも映像の
奥行きの深さである。

もともと2D=平面でしかない映画は、
その中でいかに演出で奥行きを
出すかに監督たちは腐心してきたものだが、
3D映画はそれをいともたやすく
克服したように思えたものの、
実際は作り手の意思がきちんとしていない限り、
奥行きがあろうがなかろうが関係のない、
そんな無駄な奥行き3D映画が多いのも
事実で、それがちまたの3D離れを
加速させている要因にもなったと思える。

しかし、今回の『T2 3D』を見ると、
オリジナル版の段階でキャメロン監督が
いかに奥行きを重視した演出を
施していたか、そしてそれが立体視される
ことで、その効果がひときわ際立ち、
ひいては映画そのもののダイナミズムまで
増幅させていることに気づかされる。

一方、3D映画と聞いて誰もが思い描く
飛び出し効果に関しては、もともと
そういった描写が少ない作品で、
また今回のために新しくそういった
アレンジなどは一切施していないので、
そちら方面での「アッと驚く3D!」
的なものはあまり求めないほうが
よろしかろう。

とはいえ、悪役の液体金属製人間型T-1000が
グニョグニョ変形していくあたりの
ぬるぬるした立体感など、
実にリアルで気持ち悪くできていて楽しい。

アーノルド・シュワルツェネッガーの
ごつごつした体躯も立体視のほうが
より映えるというのも発見であった
(つまりシュワちゃんは
3D映画向きの俳優であった!?)。

また、先ほどSFXと記したが、
当時の特撮はまだCGをメインとした
VFXではなく、ミニチュアや手作りの
視覚効果を重視したSFXの時代であった。

それが今回の3D化にあたって、
むしろその立体感を際立たせることに
つながったのかもしれない
(その意味では、『スター・ウォーズ』も
『ファントム・メナス』ではなく、
77年に作られた最初の
『エピソード4新たな希望』を
3Dしたほうが良かったのかも?)

もし今後『ターミネーター2』を
劇場で見る機会があるのなら、
ぜひともこの3D版がスタンダードに
なってほしい。

そのことでキャメロンの演出意図も
明らかになり、映画そのものの
魅力も貫録も奥深いものになる
からである。

現在、キャメロン監督は『アバター』の
続編シリーズ製作に取り掛かっているが、
それらは何とメガネレスの3D映画として
発表される予定と聞く。

かつて『ゴジラ』を撮った本多猪四郎監督は
「いずれ、すべての映画はメガネなしで
見られる立体映画になっていくことでしょう」
と予見していたが、そのきっかけとなる作品を
自分が生きているうちに見られるのかと思うと、
待ち遠しくてたまらない。

すごい時代になってきたものである。
(文=増當竜也)

Business Journal更新日:2017/08/11

https://gunosy.com/articles/RSezP

.

nice!(0)  コメント(0) 
新技術で名作が当時を上回る衝撃作に ブログトップ