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ピコ太郎を3分アニメ化 古坂大魔王が語る企画の真意 [古坂大魔王が語る企画の真意]

ピコ太郎を3分アニメ化 
古坂大魔王が語る企画の真意

ピコ太郎を3分アニメ化.GIF
『ピコ太郎のララバイラーラバイ』水曜22時48分、 
テレビ東京にて放送中。dTV、あにてれ他で配信中。
上はシンデレラの場面(C)ピコ太郎/ピコ太郎の
ララバイラーラバイ製作委員会

『PPAP(ペンパイナッポー
アッポーペン)』で
一躍時の人となったピコ太郎。

『NHK紅白歌合戦』出場、
サマーソニック出演と、
次々に目標を達成してきたが、
今度は『ピコ太郎の
ララバイラーラバイ』で
アニメに登場する。

『マッチ売りの少女』や
『赤ずきん』など、
名作絵本の世界に迷い込んだ
ピコ太郎の夢を、
3分の映像で見せるものだ。


ピコ太郎を3分アニメ化1.GIF
マッチ売りの少女

ピコ太郎を3分アニメ化2.GIF
みにくいあひるの子

『ピコ太郎のララバイラーラバイ』の
声の出演はピコ太郎1人がこなす。

監督は短編アニメ『森の安藤』で
数々の賞を受賞した谷口崇、
制作は『秘密結社 鷹の爪』の
DLEが手掛けている。

企画したのは、ピコ太郎の
プロデューサーである芸人の
古坂大魔王。

実はアニメ化も目標の1つだったそうだ。

「ピコ太郎がツイッターを始めるときに、
『地球征服』ぐらいのくだらない
野望を掲げようと。

『PPAP』って訳の分からない1分の曲で、
CDも出してないのに、紅白とサマソニを
目指すなんてありえないじゃないですか。

そこと同列に、アニメ化も
あったんです」
(古坂、以下同)。

というのも、
「アニメ化されることは売れたという
大きな指標になる」と考えていたから。

米カートゥーンネットワークで
第3シリーズまで制作された、
PUFFYをモチーフにした
子ども向けテレビアニメ
『ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ』
(2004~07年)が頭にあった。

一方、古坂の芸人としての原点は、
『ついでにとんちんかん』や
『やっぱ! アホーガンよ』と
いった80年代の4コマギャグマンガにあり、
好きだったザ・ドリフターズや
とんねるずは、変なキャラクターで
笑わせる芸風と、音楽もやっていることが
共通していた。

古坂もお笑いと音楽を両立させたいと
模索するなかで、ピコ太郎を発掘。

アニメにはテーマ曲があり、
自分のやりたい方向性と
相性の良さは感じていたのだとか。

では、どのように作っていったのか。

同作には台本がなく、
アニメーション作成より先に
音声を収録するプレスコ形式を
採用した。

谷口監督のラフイラストを基に、
ピコ太郎が3分の物語を即興で
作り上げて収録している。


■即興で録り直しはなし

ピコ太郎を3分アニメ化4.GIF
ピコ太郎は千葉県出身のシンガーソングライター。
「有益な情報は何もない。だからこそ、寝る前に
ちょっとだけ平和になれるアニメですピ」
と本人談(写真:辺見真也)


「僕もアニメは好きでよく
見ていますが、脚本が見事ですし、
プロの声優さんと一流の
アニメーターさんが数多く携わる
作品には、とてもじゃないけど
かなわない。

また、監督の谷口さんも僕も、
これまで0から1を生む
『ゼロイチ』を業界の端っこのほうで
1人でやってきたので、
どちらかが台本を作るという行為も
しっくりこないし、
ピコ太郎にあらかじめ用意した
セリフを言わせるのも嫌だったので、
そんな手法を取りました」

内容は、誰もが知っている絵本を
モチーフにしている。

これは、
「EDMが流行していますが、
ピコ太郎は80年代のシンセサイザーの
音で受け入れられた。

だから、アニメも裏をいき、
紙芝居風のあまり動かないもの
にしました」とのこと。

ピコ太郎を3分アニメ化3.GIF
制作日誌画像(イラスト:谷口崇)

ただ、設定まで変わっていると
本当に分からないものにな
ってしまうため、
題材は童話から持ってきたそうだ。

「大切にしたのは、
発想が生まれた瞬間」。

ピコ太郎は収録日の当日に、
谷口監督が描いた様々な作品の
1シーンに自分が映り込んでいる
ラフイラストを見て、
録音ブースに入る。

「写真で一言というか、
長い大喜利」なのだとか。

「オチまできちんとしゃべり、
録り直しは一切していません。
編集して総集編にするのではなく、
ナンバー1のセンテンスだけを
残すというやり方です。

一発録りなので、未完成な言葉とか
倒置法がやたらと多いんですよ(笑)。

でも、キレが悪いからこそ、
『コイツ、今いけると思ったんだな』
っていう瞬間が体感できると思います」

コントでは空は飛べないし、
犬もしゃべらない。

しかし、絵であれば何でも描ける。
谷口監督と出会えたことも、
古坂にとって大きな収穫だったと言う。

「アニメは舞台を自由に設定できますし、
世界を狙えますからね。
絵が下手な僕が谷口さんと
出会えたことで、今後の可能性は
相当広がったと思います」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント!
2017年9月号の記事を再構成]


NIKKEI STYLE9/23(土) 7:47配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170923-00000009-nikkeisty-ent&p=1
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170923-00000009-nikkeisty-ent&p=2

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